明野 → 桶川  1140-1205 (0+25) C172N
桶川 → RJNA  1330-1540 (2+10) C172N
RJNA → 桶川  1600-1700 (1+00) A36TC

シンガポール赴任中のYさんのセスナ172を名古屋へ
フェリーしました。名古屋からはとんぼ返りで帰るため
Kさんがターボボナンザで迎えに来てくれることになり
ました。

ころころ変わる天気予報、台風並みの低気圧などで
直前まで悩ましい条件でした。晴れたら晴れたで風が
強く、前日に調べると高度2,000ftで20KT以上、3,000ft
を超えると35KT以上、それ以上の高度だと50ノットは
軽く超えそうな強い向かい風の予報です。
雲が多くて海岸沿いコースで飛んだ場合、3時間かか
る可能性もあります。

明野を離陸する時刻、燃料の給油のため桶川に一度
降りる時間、気象条件などを考えると順序立てて効率
よく動く必要がありました。

桶川へ戻る時刻なども考えると明野離陸が12時より
遅れるか桶川離陸が1時半を超えた場合はボナンザ
のお迎えは中止することにしました。

桶川でホットスタートがうまくいかず、離陸が1330にな
ってしまい、離陸後に遅れを挽回するのに河口湖上空
を通って山越えの後は降下するコースに変更しました。

3,000ftで江の島、三島、浜松と海岸沿いに飛ぶコース
だと183NM、直行だと134NMなので最大で約50NMも
差が出ます。ダイレクトコースに近ければ、対地速度が
60ノットになっても2時間半以下にできそうなためです。

とはいえ上がると今度は向かい風50ノットで対地速度が
50ノット以下になるので雲の下で巡航し6,500ftを基本に
割と揺れる中を飛んでいくことにします。

河口湖を過ぎたあたりから対地速度が50ノット代になり
揺れがひどくなります。そして雲が多く、しかも12,000ft
はありそうな雲でどう考えても越えられないので南寄り
のコースにします。静岡市の10NM北の辺りから高度
を4,500ftに下げ、その後も地形が低くなるにつれ落とし
たら久々に体験する揺れになりました。

途中15分間くらい所要時間が変化しない(むしろ増えた)
時があって焦りましたが
我慢しただけあって浜松の横
くらいからは対地速度70ノット代で飛べる時間も増え約
160NMを実飛行時間2時間強で飛べました。

桶川で機体を片づけて1730撤収とすると名古屋離陸は
1600がリミット。横風が強い名古屋についたら手分けし
て作業をして着陸後20分でターボボナンザに乗り換え
できました。復路は11,500ftで巡航、追い風で対地速度
は200ノット以上、最大240ノットにもなり実飛行時間50分
強で1700に桶川に戻れました!

セスナ172に乗ったのは1年4か月ぶり?で横風着陸も
できて久々のセスナ172を
楽しめました。

皆様ご協力ありがとうございました。


20190616IMG_1152JA3821明野SM
明野離陸前。背景の入道雲は午後どうなるのでしょう

20190616P1015864JA3821SM
明野から桶川は1,500ft。ほとんど風はありません

20190616IMG_1154JA3821+JA37HASM
2機セスナ172の間には40年(39年?)の機齢差があります

20190616P1015865JA3821SM
4,500ft。時々雲の隙間が見えますがこんな感じで飛びます

20190616IMG_1162JA4179_240KTSM
復路のGPS画面。240KTであと18分で桶川着

20190616DSC_5928入道雲SM
内陸側にはこんな雲が見えました。20,000ft越え??

TAF AMD RJGG 152336Z 1600/1706 30024KT 9999
FEW020 SCT045 TEMPO 1600/1603 28034G44KT
BECMG 1700/1703 310014KT=

METAR RJNA 160100Z 29015KT 240V310 9999 -SHRA
FEW015 BKN050 BKN100 21/16 Q0997
RMK 1CU015 7SC050 5AC100 A2946 MAX WIND 23KT=
METAR RJNA 160209Z 29019G29KT 9999 FEW005
SCT050 BKN130 23/16 Q0998 RMK 1ST005 4SC050
5AC130 A2948=
METAR RJNA 160300Z 29016G26KT 250V310 9999
FEW015 SCT050 BKN080 24/15 Q0998
RMK 1CU015 3SC050 5AC080 A2950=
METAR RJNA 160700Z 28015G26KT 250V310 9999
FEW025 SCT050 24/15 Q1001 RMK 1CU025 3SC050
A2956=
METAR RJNA 160900Z 29012KT 9999 FEW050 21/15
Q1002 RMK 1CU025 5SC050 A2961 MAX WIND 20KT=

MEAR RJTJ 160700Z 13004KT 070V160 9999 FEW030
SCT080 30/08 Q0990 RMK 2CY030 3AC080 A2926=
METAR RJTJ 160900Z 30013KT 9999 FEW030 SCT080
28/01 Q0993 RMK 1CU030 3AC080 A2934 MAX WIND 20KT=

METAR RJGG 160300Z 32022KT 9999 FEW020 SCT045
22/16 Q0999 NOSIG RMK 1CU020 3SC045 A2950=