空の公差-Tolerance-

航空写真家 瀬尾 央(せお ひろし)氏による月刊「航空ファン」の連載記事、『 Light & Flight 』に中学生の頃出会い、触発され、写真撮影とプロペラ単発機での飛行を趣味として、空の写真、空からの写真を撮り続けています。 2004年には自費出版の写真集「空の公差-Tolerance-」(エアワークス刊,ISBN9784902113037)を作りました。

2008年08月

さえない夏休み

(Rev.3)

大利根→RJNA→大利根 0830-1040 (2+10)

夏休みを利用して名古屋、南紀白浜と給油して高知の沈下橋を見に行く
・・・予定だったのですが・・・。
例のごとく直前でコロコロ変わる、お天気予報予想にヤキモキ。

離陸前に成田空港の気象台には『伊豆は管轄外なので予報はわかりり
ません』といわれてしまったので、現状が熱海から南のレーダーエコー
がかなり強いが少しづつ南下しているとだけ教えてもらいダメモトで南紀
白浜くらいまでは行けるかも?と思って離陸。

大利根は少し青空がのぞくものの、都内へ入ると完全な曇り空。
上から下か悩みつつシーリングが1500ft、3500ft位の雲の層の間を飛ぶ。
横浜の辺りで青っぽい空が見え、あがろうともがくが4000ftで青色は消え、
頭打ちに。

気を取り直して下層の雲越しに3000ftくらいで海岸線を追ううち、次第に
高度が取れなくなり、小田原では2000ft。真鶴ではそれも微妙に。
10分毎に更新されるレーダーエコーをAEISから教えてもらいつつ悩む。

結局、上もダメ、下もダメで伊豆半島を回りこむとかなりの距離になる。
ここまでの飛行時間とGPSの示すETE、そして回り込んだ場合の+30分を
合計すると3時間+となるため燃料3時間半分では不安になり大利根へ。

腕のいい人なら1000ftで海面を這うか、初めから大島経由にすればいけ
たのかも?もしくはあがれればオントップでいけたのかもしれませんが、
僕の腕ではいけないな、作戦負けだなぁ、と落ち込みつつ帰投。

まだまだ修行と精神鍛錬(?)が足りません。

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真鶴岬の辺り。約2000ft。画面右下になんとなく海岸線が見える

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烏帽子岩の辺りで薄日が見え登ってみるが、6000ft弱でもまだトップ
が見えず。ちらりと箱根方面に見えた入道雲は超えるには高そう

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烏帽子岩(フォトショップで彩度をかなり上げました)

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9:30のレーダーエコー。伊豆半島東側にはオレンジ色。そして大利根付近も怪しげ

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日照時間。三島は晴れ、烏帽子岩の辺りは0.4で薄日は差していたデータ

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GPSの航跡。優柔不断の相あり

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春に撮影した目黒川。夏は見つけにくい
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大利根でも雷雨に見舞われ・・・

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名古屋に行く途中もこんな感じだったとは・・・

深夜の豪雨

寝る前に突然雨音がしたとおもったら、強風と豪雨。

天気予報サイトのレーダー画像を観ると32mm以上を示す赤色に
なっていた。デジカメの感度を最大にしてシャッター速度1秒。
屋根に当たった風が、雨粒を吹き上げるのがわかる。

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ものの10分で小雨になり、その後穏やかな空に

恒例の河口湖自動車博物館へ

雷鳴の中、河口湖自動車博物館の零戦を見てきました。

2年前、2006年に見に行ってそのとき胴体部分の展示があった52型の
形がかなりできあがっているのと、新たに主翼の骨組みが1機分。

途中、落雷の影響か停電で館内が暗くなったりのハプニングがあった
のですが、写真を撮る人が減って逆に良く観ることができました。

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2年前は操縦席から後ろの胴体だった52型

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4機目?

飛行場へ行ったものの・・・

暑くて、戦意喪失しました。そんな暑い中、モールが飛来。
地上で世間話をして早めの帰宅。

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なかなか逞しいフォルム・・・と思います

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HSIが取り外された計器板

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オートパイロット付き!うらやましい
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